【6-7撮影編7 撮影の基本7 方向性の統一】
今回は「動き」のある映像(ショット)のお話です。
例えば、人が歩いている、クルマが走ってゆく、工場で生産された商品がライン上を流れてゆく・・・というような「動き」を撮影するときには、その「動きの方向性」統一しておきましょう。
●例:男性が歩いて来て、出迎えた女性と握手をするシーン
これを2つのカットで表現したとします。すると・・・

このように、1カット目に男性が画面の左から右へ向かって歩いている「動き」があった
場合は、次のカットでも男性は画面の左から女性に近づいていくのが自然な映像の
つながりになります。
つまり、この2つのカットの間で、男性の動きの方向性が統一されているのです。
映像は静止画と違って常に進行していくものですから、その映像作品の中には時間の
流れが存在しています。
映像を見ている人は、この流れを無意識のうちに体感するのですが、単に作品の長さ
という「時間の進行」だけではなく、そこに映っている人や物の動きも、ひとつの流れ
として認識しているのです。
実世界で例えれば、友人とキャッチボールをしていたとします。
相手の投げたボールは、相手の方からだんだん自分に近づいてきて、ほどよく自分の
目の前に来たときにグローブを差し出してキャッチします。
正面にいる相手が投げたボールが、次の瞬間、自分の真後ろから飛んできて頭にぶつ
かったりはしません。
キャッチボールに限らず、人間は実世界の中で、常にこのような「動きの流れ」を認識
して、それに応じた行動をし続けているのです。
このような人間の自然な感覚を、映像の中でも再現することによって、作品は違和感なく
見ることができるものになります。
ここまで話せばお気付きの方もいるでしょうが、この法則をあえて無視するテクニックも
あります。突然、見る人の予想しない方向からモンスターが飛び出してきたり、敵の銃撃
を受けたりするような、ドラマのショッキングなシーンがそれです。
このような手法も、実世界で常に時間と動きの流れを認識しているという、人間の自然な
感覚をわかっているからこそ逆用できるテクニックなのです。
このような「流れ」を映像作品の中に作る作業は、映像編集で行うものですが、撮影の
時にしっかり計算しておかないと、後で困ってしまう大事なポイントです。
次回は【6-8撮影編8 撮影の基本8】
ライティング(照明)の基本的な知識についてお話しましょう。
今回は「動き」のある映像(ショット)のお話です。
例えば、人が歩いている、クルマが走ってゆく、工場で生産された商品がライン上を流れてゆく・・・というような「動き」を撮影するときには、その「動きの方向性」統一しておきましょう。
●例:男性が歩いて来て、出迎えた女性と握手をするシーン
これを2つのカットで表現したとします。すると・・・

このように、1カット目に男性が画面の左から右へ向かって歩いている「動き」があった
場合は、次のカットでも男性は画面の左から女性に近づいていくのが自然な映像の
つながりになります。
つまり、この2つのカットの間で、男性の動きの方向性が統一されているのです。
映像は静止画と違って常に進行していくものですから、その映像作品の中には時間の
流れが存在しています。
映像を見ている人は、この流れを無意識のうちに体感するのですが、単に作品の長さ
という「時間の進行」だけではなく、そこに映っている人や物の動きも、ひとつの流れ
として認識しているのです。
実世界で例えれば、友人とキャッチボールをしていたとします。
相手の投げたボールは、相手の方からだんだん自分に近づいてきて、ほどよく自分の
目の前に来たときにグローブを差し出してキャッチします。
正面にいる相手が投げたボールが、次の瞬間、自分の真後ろから飛んできて頭にぶつ
かったりはしません。
キャッチボールに限らず、人間は実世界の中で、常にこのような「動きの流れ」を認識
して、それに応じた行動をし続けているのです。
このような人間の自然な感覚を、映像の中でも再現することによって、作品は違和感なく
見ることができるものになります。
ここまで話せばお気付きの方もいるでしょうが、この法則をあえて無視するテクニックも
あります。突然、見る人の予想しない方向からモンスターが飛び出してきたり、敵の銃撃
を受けたりするような、ドラマのショッキングなシーンがそれです。
このような手法も、実世界で常に時間と動きの流れを認識しているという、人間の自然な
感覚をわかっているからこそ逆用できるテクニックなのです。
このような「流れ」を映像作品の中に作る作業は、映像編集で行うものですが、撮影の
時にしっかり計算しておかないと、後で困ってしまう大事なポイントです。
次回は【6-8撮影編8 撮影の基本8】
ライティング(照明)の基本的な知識についてお話しましょう。