【自分で作る!プロモーション映像制作ガイド】について
現在、映像コンテンツのビジネス活用が注目されています。
YoutubeやUstreamなどの動画系サービスが普及し、またこれらが
自由かつ簡単に自分のWebサイトと連携させることができることも
あって、自社のサービスや製品のPRにオリジナル制作の動画を
活用するケースが増えてきました。
また、店舗の内外に置く「映像看板」も最近では珍しくありません。
しかし、映像をビジネスに活用しようとしても、雑誌広告やチラシなどと
比べると、そのハードルはまだまだ高いのではないでしょうか?
その理由はいくつか考えられますが、一番は「コストの高さ」と、
「コストの計算しにくさ」ではないかと思います。
企業向けの映像制作には、紙媒体広告のような「料金表」がありません。
ま、あっても「¥00,000~」とかで、詳しくはお見積もりしますので
お問い合わせください、というようなケースが一般的です。
実際のところ、結構かかります。
プロデューサー(総責任者)とディレクター(映像を作る作業の責任者)、
そしてカメラマン(撮影を確実に行う責任者)の3名が最低のユニットとして、
クライアントの会社さんに行って、製品やお店を紹介するための映像を
撮って、編集して、BGMをつけたくらいでも¥300,000.-くらいはします。
さらに、より商品を良く見せるためにキレイなスタジオを借りたり、
モデルさんに出演してもらったりして、照明スタッフやメイクさんが必要になり、
わかりやすく説明するためのCGを作って映像に入れたり・・・・
簡単に総予算が¥1,000,000.- を超えてしまいますね。
じゃあ、社員の誰かちょっと機械を使うのが得意な人にやってもらって
自社で作ってしまおうか・・・というと、これもまた難しい。
動く映像を使って、見る人にわかりやすく、しかも飽きさせずに会社の
伝えたいことを表現するというのは、要求される制作スキルがかなり高く、
そう簡単に作れるものではありません。
そこで!
この「自分で作る!プロモーション映像制作ガイド」は、
ビジネスのための映像を作りたいが制作費をかける余裕がない。
あるいは、制作費が妥当かどうか、判断つきかねて手を出せないでいる、
個人や企業のみなさんのための、映像制作教室として始めました。
映像の撮影や編集に関する基本的な知識や、1本の映像作品を
作るための企画の作り方や台本の作成法など、具体的なことをblogに
連載してゆく予定です。(今のところ30回くらいの予定)
特定の機材や編集用ソフトウェアの使い方などにはあまり触れません。
どの機材やツールを使うかは、実際に映像を作る人の事情によるので
限定しないほうがよいと思いますし、また、あまり重要なことではないと
私は考えているからです。
昔ながらのフィルムでも、VHSビデオテープでも、今のデジタル動画でも
見る人にとっては、どれも同じ映像です。
自分の伝えたいことを映像で表現するための思考と技術は、媒体が
何であっても、実はそれほど違わないのです。
連載中に質問があったり、「これについて説明してほしい」というような
要望がありましたら、遠慮なくコメントをください。
できる限りお応えしていきたいと思います。
最後に・・・
この連載に「自分で作る!」とタイトルを付けましたが、「簡単にできる!」は
付けませんでした。あまり簡単なことではないと私は率直に思っています。
でも、楽しいことなのは間違いないと思います。
多少の苦労はあっても、楽しければ大丈夫。
映像を作ることは楽しいことなんだと思っていただければ、本望です。
【もくじ】
※連載中!
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