2011-12-24

機材の選び方3-自分で作る!PR映像制作ガイド-

【2-3基礎編3 機材の選び方3】

第5回は、撮った映像を編集して作品として仕上げるための諸々です。

■パソコン
昔は「マイコン」って言ったんだよね~。自分のコンピュータだから「マイコン」という
昭和の香りのするネーミング・・・というのはウソです。
私の人生初PC「富士通 FM-New7」 in 1985











さて、撮った映像はPCに取り込み、PC上で動画編集ソフトを使って編集し、テロップを
入れ、音楽やナレーションを付けて仕上げます。その作業のためにはどんな性能の
PCを選んだら良いでしょうか?

PCを買う場合にチェックするポイントは以下の点です。
・CPUのパワー
・グラフィックボードの性能
・ハードディスクの容量
動画データというのは、日常的に取り扱うファイルの中ではズバ抜けて容量が大きい
=重たいものです。ですので、それをサクサクとPC上で再生したり切ったり貼ったり
するためには、それ相当のCPUのパワーとグラフィックボードの性能が必要となります。
また、データ容量が大きいということは保存しておく場所(=ハードディスク)の容量も
心配しなくてはなりません。
ちょいとネットで調べてみると、いろんな情報があります。具体的にCPUはこのくらいで、
グラフィックボードが最低これくらい、できればこの辺りとか、詳細な情報を手に入れ
られるんですが・・・ますます迷ってしまいそうな気がしないでもない。
まあ、しょうがない。ネット上に情報を提供する側から見れば、それを見ている(これ
から映像を作ろうって)人が、実際にどれくらいの予算があって、どんな映像を作りた
いのかわかりませんので、どうしても総花的な情報の載せ方をせざるを得ません。

なので、ここではハッキリ言っときましょう。責任は負わないけど。
これを買っときゃ間違いないよってパターンを。

●CPUはIntel Core i5 または同クラス以上
●グラフィックボードはAMD Radeon HD 6000シリーズ(1GB) または同クラス以上
●ハードディスクは300GBくらいあれば十分。後から足せる。

Winデスクトップ機ならモニタ込みで7万円くらいの価格帯になるはずです。ノートなら
もうちょっと高いかな。
あと忘れがちですが、外部スピーカーが付いてなければ買っておきましょう。これが
ないと音が聞こえないんで。まーヘッドホンで作業するって方法もありますがね。


■カメラ=PC接続機器
撮影した映像はカメラ内部に保存されてますので、カメラとPCをつないで動画データを
PCに転送する必要があります。とはいえ、これから新しいビデオカメラを買うのであれば、
これらの接続機器類は付属品としてカメラに標準装備されているので問題ありません。
普通はUSBで接続します。
ただし、USREAMなどでライブ配信をやる場合は、まったく別な話になりますので、注意
してください。詳しくはコチラ


■動画編集ソフト
これもまたいろいろあります。WindowsOSであれば「Windows Movie Maker」が無料で
ついてます。実はこれが意外と使えたりします。
とはいえ、使い安さや機能の豊富さで言えば有料ソフトを購入した方がよいでしょう。

Mac使いの方なら、最近の円高で大幅プライスダウンとなった「Final Cut Pro X」
キマリです!なんと¥26,000!前のバージョンは10万円もしたのに!
プロの世界ではファイナルカットは定番です。放送用の番組も普通にこれで作ってます。
でも業務用価格なんで一般の人にはちょっと手が出せないよなーと思っていたら・・・
円高の恩恵ですね。
Final Cut Pro X (テン)の編集作業画面













Windowsの方、圧倒的にこちらの方が多いと思いますが、これもハッキリ言っておき
ましょう。「ペガシス TMPGEncオーサリングワークス」を買っておけば間違いない
です。価格は¥10,000前後です。
オーサリングワークス4















いちおう購入するときの注意点です。
完成した映像を、最終的にどんなフォーマットで使うのかということは事前に確認して
おきましょう。一般的に企業がPR映像を使うケースを考えれば、DVD-Videoにするか、
自社のホームページなどで配信するかのどちらかと予想されます。
DVDにする場合は、完成した作品をmpegフォーマットの動画ファイルとして最終的に
出力します。ネットに配信する場合は、例えばyoutubeなら、たいていのフォーマットで
OK(mpg、wmv、mov、avi・・・)です。
用途に合わせて最終的な動画データの形式が変わりますので、そのような形式をソフト
がサポートしているのかを、忘れずに確認しましょう。

次回は【3-1企画編1 企画の作り方1】
映像を実際を作るときに、最初に考えて決めるべきことを説明します。


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